2011年6月12日日曜日

フィンランド語の発音の仕方と、このブログでの発音表記について

フィンランド語の発音の仕方と、このブログでの発音表記について

フィンランド語の発音は、基本的に日本語風にローマ字を読むのと同じです。ただし、日本語にはない音(AやOの上にテンテンがついた、ドイツ語で言うところのウムラウト)やR、Lなどの日本では区別しない音があるので注意してください。


沢山書いてしまったので難しそうに思えますが、日本語での発音表記に関してのことがほとんどです。発音表記はあくまでも、なるべく正確な発音に近い発音をしてもらうための表記です。発音に深くこだわらない方はそのままアルファベットのローマ字読みをしてみてください、フィンランド人相手でも十分通用します。



日本語表記は基本的にひらがなで、日本語では使わない音は基本的にカタカナで、以下のように記しています。


J+母音の発音は「ヤ行」の発音になります。
例)「日本」という意味の「japani」の場合「やぱに」

L+母音 舌を巻かない らりるれろ行=ひらがな
例)「ダウンロード」という意味の「lataa」の場合「らたー」

R+母音 舌を巻く ラリルレロ行=カタカナ
例)「フレーム」という意味の「raami」の場合「ラーみ」
(舌を巻いた発音ができなくても気にする必要はありません。フィンランド人の中にも舌を巻いた発音ができない人も居ます。)

V+母音 下唇をかむ ヴぁヴぃヴヴぇヴぉ=カタカナ+小さなひらがな
例)「バター」という意味の「voi」の場合「ヴぉい」

Y 発音は口をすぼめ「ゆ」を発音する形にし、「う」を発音する感じの音で、母音扱いとなります。当ブログでの表記はカタカナ。
例)「理解出来ない」という意味の「ymmarra」の場合「ユんまっラ」

Sの後に母音Iが来る音=ひらがな+半角カタカナ
例)「魂」という意味の「sielu」は「すィえる」
(Hの入らないサ行の音ということでこのひょうな表記にしてみましたが、音としては「し」の部分にHが入らない「しえる」といった感じです。)

Sの後にHが来てから母音Iが来る音=ひらがな: 
例)「チェス」という意味の「shakki」は「しゃっき」

Tの後に母音が来る音=半角カタカナ
例)「お母さん」という意味の「āiti」は「アいティ」

Ä(aの上にテンテン)=カタカナ
例)「お母さん」という意味の「āiti」は「アいてぃ」
(「あ」とは発音が少々違います。英語で「cat」と発音する際の「a」の音がこれに当たります。)

Ö(oの上にテンテン)=カタカナ
例)「コテージ」という意味の「mōkki」は「モっき」
(「お」の発音とは少々違います。英語では「fur」と発音する際の「u」の音がこれに当たります。)

子音が続く音の最初の子音=半角カタカナ
例)「スウェーデン」という意味の「ruotsi」は「ルおツぃ」
(子音が続くため最初の子音の発音が中途半端な音となるためこういう表記としました)

子音で終わる音=半角カタカナ
例)「アルファベット」という意味の「aakoset」は「ああこせっト」
(子音が続くため最初の子音の発音が中途半端な音となるためこういう表記としました)

Lで終わる音=ら行+’
「」

「母音が二つ続いた音」は音が伸びます。
例)朝という意味の「Aamu」は「あーむ」
日本語で「きた」(kita)と「きいた」(kiita)の意味が違うように、フィンランド語でも母音が二つ続けば別の単語になります。
例)「嘆く人」という意味の「suri」(すリ)と、「大きい」という意味の「suuri」(すーリ)

「子音が二つ続いた音」は音がはねます。
例)猫と言う意味の「Kissa」は、ローマ字の日本語読みと同じで「キッサ」
日本語で「かった」と「かた」の意味が違うように、フィンランド語でも跳ねる音のあるなしで別の単語になります。
例)「誰?」という意味の「kuka」(くか)と、「花」という意味の「kukka」(くっか)

あと、「スウェーデンのオー」ことÅなんていうのもありますが、発音はOと同じで「おー」だし、フィンランド語ではほとんど使われることのないものなので気にしなくてもいいでしょう。

0 件のコメント:

コメントを投稿